更新日:2025年7月26日

ベトナム企業の選定基準と評価ポイント

ラボ型開発のイメージ画像

プロジェクト内容、規模、フェーズ、目的によって必要なスキルセットや契約形態(請負契約、ラボ契約など)が異なるため、ベトナム企業の選定基準も変わってきます。 例えば、バグ修正やテスト重視の案件ではQA専門の企業が良いですし、要件定義がしっかりした新規開発なら経験豊富な開発者が必要です。

  1. 要件定義済みでのスクラッチ開発
    - 新規システムやサービスをゼロから作る。
    - 明確な仕様と要件があることが多い。
  2. 既稼働システムのリニューアル・改修
    - 既存稼働中のシステムの機能追加や品質改善。
    - 既存コードの理解や複雑さ対応能力が問われる。
  3. 大量のバグ修正とテスト重視フェーズ
    - バグの多い状態の改善。専任テスターの投入も必要。
    - 品質保証(QA)やテスト体制の強化が重要。
  4. クライアント企業エンジニアの補完・増員
    - 開発リソース不足の補填や特定技術分野の支援。
    - クライアントと密に連携し、カスタマイズ調整可能な体制。
  5. 運用・保守フェーズの支援
    - システム稼働後の定期的なメンテナンスやトラブル対応。
    - 長期的なサポート契約や対応スピードが選定基準。
  6. PoC(概念実証)やプロトタイプ開発
    - 新機能や新技術を試すための小規模開発。
    - 柔軟に仕様変更に対応できるラボ型が望ましい。
  7. 短期スポット開発・機能追加
    - 突発的な要望や限定された機能の追加。
    - スピード重視で対応できる体制。
  8. 継続的な大規模システム開発
    - 長期的かつ大規模なシステム構築プロジェクト。
    - 組織的な体制と高度なプロジェクト管理能力が必要。

ベトナム企業の評価ポイント

  • 設立年数
    社員規模
    実績のあるプロジェクトや導入事例
    認証や受賞歴
  • 担当者や開発メンバーの技術力・経験
    - プロジェクト担当者の経歴やスキルセット
    - 保有しているエンジニアの技術分野と経験年数
    - プロジェクトリーダーが日本語・英語でのコミュニケーション能力
  • 過去のクライアントの評価やレビュー
    - 外部サイトや紹介企業の口コミ、レビュー
    - 類似案件の納品実績と納期遵守状況
  • 会社の財務基盤・規模
    - 売り上げ規模、従業員数
    - 長期的な運営ができる資本力の有無
  • プロジェクト管理体制
    - 作業工程・進捗管理の方法(アジャイル、ウォーターフォールなど)
    - 使用するプロジェクト管理ツール(Backlog、Jira、Redmineなど)
    - 品質管理、コードレビュー体制
  • 契約・法的リスクの管理
    - 契約書の内容が明確であるか?(成果物、納期、瑕疵担保など)
    - 情報セキュリティ/NDAの遵守体制
  • コミュニケーション能力
    - 日本語対応の可否
    - 時差、定例会議の設定方法
    - トラブル発生時のレスポンススピード
  • 開発インフラ・セキュリティ対策
    - セキュリティ対策(VPN、アクセス制限等)
    - バックアップや障害対応手順(インシデント対応)