更新日:2025年7月26日

ラボ型開発の流れ

ラボ型開発のイメージ画像
システム開発の手法には大きく、ウォーターフォール(WF)開発、アジャイル(Agile)開発の2つがあります。

※案件によっては、POC(概念実証)やテストだけといった場合もあります。


契約形態として、WFは請負契約、Agile開発はラボ型契約をとります。

本記事では、ラボ型開発の流れ、注意点などについて説明いたします。

ラボ型開発の特徴

チームの構築

ラボ型開発では、まず開発に必要な人材についてヒアリングを行い、複数のエンジニアの履歴書・経歴書をクライアント様にご提示いたします。その後、面接などを通じてチームメンバーを選定していただきます。 プロジェクトの管理はクライアント様のPM(プロジェクトマネージャー)が担当し、エンジニアとのコミュニケーションも頻繁に発生するため、相性の確認も重要なポイントとなります。 チームが確定次第、すぐに作業を開始できる点がラボ型開発の大きなメリットです。

キックオフとミーティング

キックオフとミーティング

キックオフの後、週1のお客さまとのミーティングにおいて、BrSEが要件を伺います。 ミーティングは、Zoomや、google meet、Teamsなどツールを使い録画します。

要件がまとまったら、タスク化して、翻訳、複雑であれば基本設計書を作成します。 定例議事録も作成し、ミーティングの最後に決定事項の確認を行います。

チーム内での要望共有

チームへレビュー

BrSEがお客様の要望をチームに伝え、チーム目線での課題や、実装方法を検討します。 問題がある場合はお客様にフィードバックしBrSEとお客様で要望を再検討します。

実装する手順や、工数、納期を明確にし、お客様と合意が取れたら、実装に着手します。

テストと品質管理

テストと品質管理

実装が完了したら正しく実装されているかテストを行います。 テストは、開発環境、ステージング、本番環境で行う必要があります。

問題が発生した場合は、PM、チームに報告を行い、原因を確定し、タスク化して次回リリースに備えます。 テストが完了したら、BrSEがお客様に完了報告を行いますが、報告は通常は週1で行います。

ラボ型開発の注意点

プロジェクト管理

  • クライアント側のPMの負担が大きい
  • 要件定義の曖昧さがリスクとなる
  • コミュニケーションコストの考慮が必要

品質管理

  • 定期的なコードレビューの実施
  • テスト環境の整備が重要
  • ドキュメント管理の徹底